ダート替わりで！

阪神開催の初日の芝は差し・追い込みが決まっていました。ところが日曜になると一転して先行有利の馬場になり、メインのセントウルSではテイエムスパーダがまんまと逃げ切ったのはご存じの通りです。ここからはあくまで想像の範囲ですが、シャタリングやエアレーションを施された馬場がレースで使われて踏み固められることによって時計の出やすく、前が有利な馬場へと変化している可能性があります。来週から京都開催が始まますが、芝については開幕週＝先行有利と決めつけるのではなく、その日の馬場バイアスを見極めてから買う方がいいでしょう。

◎トンジンチは差しが決まる開幕初日の馬場で逃げて最後に失速したので評価を下げる必要はありません。現級でも通用する能力は見せていますが、新馬戦で0.7秒離したアイザックバローズが2勝クラスでも3着に好走しているのでまだまだ上を目指せる器です。

今回はダート替わりになりますが、同じ藤原英厩舎でドゥラメンテ産駒のサーマルソアリングは初ダートで2秒2の大差をつけて勝ち上がり、先週の2勝クラスでも0.9秒差で圧勝しました。キンカメを父とする種牡馬は芝・ダート兼用に出る傾向があるのでレイデオロ産駒も今後はダート替わりが馬券になるはずです。ヘニーヒューズ産駒の半兄ワイドファラオはニュージーランドTを勝った馬ですが、後にユニコーンSやかしわ記念を制して二刀流として活躍しました。スピードがあるので砂を被る心配はなく、今村騎手を起用してきたことから陣営もサーマルソアリングに続く“二匹目の泥鰌”を狙っていると思います。