ここでも勝負になる

サンストックトンは、３歳春に京成杯や共同通信杯を使い一時はクラシックも狙っていたが、そこで結果が出ないと自己条件からの再スタートを切り、ここまで大事に使われてきた。今年の春あたりから「だいぶシッカリしてきた」と陣営から話も聞くようになり、今夏にようやくオープン入りを果たした。「リフレッシュ放牧明けだがここを目標に仕上がりはいいし、古馬相手のオープンは初めてだけどどこまでやれるか楽しみはある」と鹿戸雄師。同馬の半兄サンアップルトンは、４歳の秋のアルゼンチン共和国杯で３着に食い込み、成長曲線もマッチしているかのよう。また、横山武騎手はGI騎乗のため早くから乗れないことが決まっていたが、サンアップトンの主戦騎手である柴田善騎手を確保し、追切りにも３回騎乗させた。乗り替わりによる不安は少ないと思え、ベテランの手綱捌きにも注目。