この舞台が合うタイプ

◎リビアングラスの前走は前半の３Ｆを34秒０～５Ｆを58秒９のハイペースで逃げながらも直線のラストの２Ｆで再加速して11秒６～11秒８。2分11秒３の好タイムでの逃げ切りは相当なスピードの持続力がないとできない芸当だ。追い切りが坂路での２本のみとやや急仕上げと言える状態だっと事も合わせて考えると、そのレース内容から今年のメンバーの中ではもっとも菊花賞の舞台に合うスタミナを秘めていると評価した。

その前走からこの中間はＣＷでの３頭併せを２本消化するなど大幅に調教を強化し、デビューからもっとも強い負荷をかけてのＧ１挑戦。間違いなくパフォーマンスも上がってくるはずだ。

展開面を考えても、パクスオトマニカの出方だけは少し気になるが、神戸新聞杯を逃げたファントムシーフよりは内目の枠に入った事でおそらくレースの主導権は握れると予想。少し離して逃げる形になり、２～３番手を追走する武豊騎手のファントムシーフを目標に有力馬がけん制し合う形になれば一人旅の可能性も十分に考えられる。