久光、本音を語る

世紀の大一番。2頭を見比べたところで恥部などほぼ無い。どちらかを上げるために揚げ足や重箱の隅をつつくような作業をするのもナンセンス。それでも事前に優劣を付けなくてはならないのが我々の稼業の楽しくもあり悲しい所か。

本命はリバティアイランドに託した。確かにイクイノックスには超抜時計で走った後の初めての中3週など探せる粗はある。比較すれば、リバティアイランドの勝利は同じ楽勝でも余力を残せるだけの本当の楽勝であり、捻って探す粗もないのが頼もしい。前走から斤量が減るのだってアドバンテージと言えるだろう…。

こうして、さも理詰めで導き出した本命と言ってしまうのも稼業として正しい振る舞いだと思うが、久光的な本当の所は違う。

100％のイクイノックスに100％で各馬が立ち向かい、唯一可能性を残すのが◎リバティアイランドではないか？というのが結論である。

私には、常々、馬券対象となる馬で最も人気が無い馬に本命を打っていたいと思い予想してきたマイルールがある。可能性が限りなく低いならば本命を諦めることはあるが、注や△といった下位の印でもその意識は変わらず、買い目として公開されている順番には自分なりのポリシーを持ってきたのだ。

そして少なくとも今回のジャパンカップは本命を諦めるには値しない。それだけの可能性を◎リバティアイランドには感じている。ならば自分のルールに則って本命はリバティアイランドなのである。


両雄出し切った上で、◎リバティアイランドの勝利を期待している