機は熟した

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これがこの秋のＧI馬券の勝敗だ。●は天皇賞とジャパンカップ。イクイノックスが出てきたレースだが、２着に◎なら馬券はゲットしていたはずであり、別にイクイノックスが嫌いな馬というわけではないのだが、何か馬券相性が悪いのかもしれない。先週のＪＣが終わった時点では、有馬記念こそイクイノックスを×××してリベンジだ！と思っていたのだが、その機会が永遠に失われてしまったことは残念である。

それはさておき、非イクイノックスＧIの連勝を継続させるべく、◎に抜擢したのはハギノアレグリアスだ。屈腱炎による１年８ヶ月に及ぶブランクさえなければ、とっくにＧIを勝っている馬だと思っているが、重賞勝ちは、今年に入っての名古屋大賞典と前走のシリウスＳのみである。

逆に考えてみた。

この馬がＧI（Ｊｐｎ１を含む）を勝つとしたらどこだろうか。２走前の帝王賞では復帰後初めて連を外したが、名古屋大賞典こそ能力の違いで勝ったとはいえ、基本的に地方のダートが合わない感を受ける。となると、中央で勝つしかないのだが、フェブラリーＳは距離不足に思えるだけに、ここしかないのである。

帝王賞で４着と敗れながらも、そのまま鞍上を任されて前走をトップハンデで勝ち切った岩田望騎手は、長期休養以前にも騎乗してこの馬の素質に惚れ込んでいた一人。どう乗れば勝てるのかを、最もよく知るジョッキーだろう。先に行きたい馬が揃ってのタイトな流れとはいえ、だからと言って直線だけでは届かない中京ダートで、どこで仕掛けるかも、おそらく彼は最善の選択ができるはずだ。大勝負を託していいと考えた。