再度、積極策なら連勝も十分。

　直線が長い東京だったとはいえ、前走は重馬場でラスト５Ｆがオール１１秒台のロングスプリント決着に持ち込んでの逃げ切り勝ちは、かなりのハイレベル戦でした。
　昨年の１月に中京で勝った３勝クラスの時計はその前の同じ中京の２勝クラス勝った時計を下回るモノでしたが、ここで２着だったゼッフィーロは１１月のアルゼンチン共和国杯で初重賞制覇。
　中京も５戦４勝とまさに鬼といえる程の相性ですが、唯一着外に敗れた３月の金鯱賞もややイレ込み気味だったパドックから状態も万全ではなかったハズですし、勝ち馬もこの後の札幌記念を快勝したプログノーシス。
　実際この時に先着されたディープモンスターには前走で見事雪辱を果たしていますし、力を付けたことを証明している今なら重賞で結果を出せていないことで割り引く必要はないといえるでしょう。
　中７週あいたこの中間は先週がウッドで１Ｆ１１秒２、坂路で併せた最終追いでは田中健騎手が直線でステッキを抜いたとはいえ、結果的には使うことなくガシガシ追って先着とシッカリ負荷をかけることができました。
　今回は昨年の勝ち馬キラーアビリティも出走しますが、その昨年の中日新聞杯の勝ち時計は同じ開催で同馬が２勝クラスでマークした時計と僅かコンマ１秒差で、良馬場で行われる予定の今年はこの時計を上回ってくることは間違いないでしょう。
　あとは前回で手の内に入れた三浦騎手が再度積極的な戦法でラチ沿いのポジションを取れれば、待望の初重賞制覇も夢ではないハズです。