残念なドクターストップ

まずは残念なのが、ドクターストップによるシャフリヤールの回避。ただ、使えていれば勝てた、という残念ではなく、いいカモが居なくなったことによるオッズ低下の残念である。長距離の空輸に慣れている欧米勢などは別として、短期間で日本→米国→香港と輸送しての中４週はシャフリヤールにとってけっして楽なものではなかったはずで、使えていたとしても万全の状態ではなかったと思える。

◎はウォームハート。実績はもちろんのこと、それまでとは全く違う舞台の前走でも難なく対応して見せた点を評価したい。こちらもまたシャフリヤール同様にＢＣからの臨戦となるが、馬もそうだが陣営に調整のノウハウがあるのなら、状態面を不安視する必要はないだろう。今年の香港は秘かに“オブライエン祭り”になるのでは、と見ているが、まずはこの馬が先陣を切ることに期待した。