当日のパドックに注目。

　惨敗したデビュー戦で３着だったコラソンビートは今回再戦となりますが、この時は両隣りの馬にヒルむような形での出遅れ。
　流れに乗れないままレースが終わってしまい、度外視して良いでしょう。
　２戦目も時計こそ速くはないですが、直線で前があくまでかなり待たされたことを踏まえれば、見た目以上に切れたといえます。
　そして、衝撃のレコード勝ちだった前走では時計こそ翌日の重賞京成杯オータムHには見劣りましたが、上がり３Ｆの比較では１１秒２〜１１秒８〜１１秒６、一方の当馬の前走が１１秒３〜１１秒６〜１１秒３。
　これが当馬の前走が水を含んだ馬場だったという点を踏まえれば、末脚の質で明確に上回っていたことはいうまでもありませんし、その京成杯オータムHの２着馬が次走スワンＳを勝利、勝ち馬に至っては次走のマイルＣＳであれだけのフォーマンスをしたとなれば、この重賞もハイレベル戦であったことは証明されました。
　今回は３カ月のブランクがありますが、先週は内目を回ったとはいえ、ビッシリ追って１Ｆ１１秒３。
　最終追いは新馬勝ち、重賞３着と結果を出したクリーンエアを追走して１Ｆ１１秒４で先着と好仕上がりをアピールできるモノでした。
　関西圏が初めてとはなりますが、２戦目も輸送競馬でしたし、当日パドックでイレ込みなどなく馬体重も維持して周回できていれば、３連勝も夢ではないでしょう。