力が足りると思える理由

同じ舞台で行われた年末のホープフルＳは、牝馬レガレイラが牡馬を一蹴する決着となったが、敗れた馬たちの中で間違いなく“株を上げた”と言えるのが、５着に終わったミスタージーティーだろう。不利な大外枠からポジションを取れず、直線でも捌き切れずに脚を余したものであり、スムーズな競馬ができていれば、少なくとも３着はあったはずだ。７番人気の伏兵評価にとどまっていたのは、デビュー戦が２着とクビ差の接戦での勝利だったこともあっただろうが、ならばその２着馬も一緒に株を上げていいのではないか。

◎はその２着馬、ハヤテノフクノスケ。続く２戦目で２着に５馬身差の圧勝を演じたことからも、ミスタージーティーを物差しとした性能の高さに疑いの余地はなく、仮にここにミスタージーティーが出走してくれば（調整面の問題は別として）間違いなく人気になるメンバー構成なのであれば、勝負になると判断した。