当日、抑えが利いていれば勝機十分。

　今回の談話の中でも「オンとオフしかない馬で折り合いが難しく…、」とありましたが、その引き金を引いてしまったのが、小倉２歳Ｓのウッドで併せた１週前の追い切り。
　２Ｆだけの終い重点だったにも関わらず、１Ｆ１０秒９と一瞬で前にいた２勝クラスの僚馬を置き去りに…。
　早目現地入りしましたが、当日はパドックからイレ込みが激しく、まさに闘志ムキ出し。
　結局このスイッチが解除される事なく、その後の２走も若さを露呈。
　ただ、２走前の京王杯２歳Ｓはレコード決着でしたが、翌週の３勝クラスの時計をコンマ２秒上回り、同じく翌週のＯＰと比べても同タイムと、古馬との比較でもハイレベル戦だった事を証明しました。
　今回と同じ舞台だったデビュー戦でも、負かした２着馬は次走で勝ち上がっていますし、２週後の良馬場だった新馬戦の時計と比較してもコンマ４秒上回っていました。
　２カ月以上の間隔をとって立て直しを図ったこの中間ですが、14日のウッドでは１Ｆ１１秒７で先着。
　１７日の坂路では本日の春麗ＪＳで２着だった馬をアオる動き、単走だった最終追いのウッドでも引っ張り切りの手応えで１Ｆ１１秒６と、マイナスポイントは全く見当たりません。
　あとは輸送の負担が少ない阪神で当日、パドックでイレ込みなどなくシッカリ抑えが利いて周回できていれば、デビュー以来の勝利をあげてくれるハズです。