２頭で決着を

間隔をあけてリフレッシュしたデコラシオンを狙う。

ここ最近で崩れた秋風Sと寿Sは共に敗因が明確。前者は初騎乗となった横山和騎手が抜群の手応えのまま進出してしまい、結果的に早仕掛けとなり馬がやめる面を出してしまった。後者は中間の調整段階から集中力が散漫で本来の気配にはなかったようで、レース当日には放馬のアクシデントも重なり全く力を出せずに終わっている。

この中間の状態を担当の奥窪助手に伺うと「調整過程はかなり順調ですよ。元々、休み明けの方が走るタイプでもあるけど、今回は程よく気が乗っていて普段の調教から集中して走れている。体調も凄くいいから、期待して見ててよ」と好感触。抜け出すとソラを使うため乗り難しいのは確かだが、今の気配と状態の良さから勝ち切る可能性は十分に秘めている。

実は奥窪助手、同レースに出走するマイネルモーントも担当しており、正直もったいない２頭出しとなる。こちらについても伺ったが「休み明けの前走は牧場から帰厩した段階で大きく馬体が増えていて、正直６〜７分くらいの仕上げだった。前走は地力だけで３着にきたようなもの。叩いた今回は順当に上向いているし、以前より競馬場について極端にイレ込まなくなっているのも成長の証かな。２頭とも頑張ってほしいね」とこちらも期待あり。

同厩舎、同助手のワンツーフィニッシュで決まれば言う事無し。