大事な次走メモ

若かりしの頃の話。予習復習の大事さを、学校の教師に口を酸っぱくして言われたものだが、そこまで勉学に困っていなかった時期はいいとしても、いわゆる進学校に通って、どんどん成績が落ちていった時にはその大切さが少しは肌に染みたもの。ただ、予習こそ、授業で当てられた時のためにせざるを得なかったが、復習などは全くヤル気が起きなかった。

ただ、競馬予想を生業としている今の身は、その意味がよくわかっている。予習＝予想は大事だが、それよりもっと大事なのは復習＝レースを振り返って反省することである。

◎オメガシンフォニーは、昇級戦の前走でも◎の期待に応えての勝利だったが、着差も僅かでおそらく“復習”していなければ、ここでも◎は打てなかっただろう。その復習とは、レースリプレイを何度も見返した上で“同舞台なら重賞でも通用”というメモを残したことだった。僅差の３勝クラス勝ちで重賞でも、というのは飛躍し過ぎかもしれないが、その時にそう思った自分の感性は大事にしたい。重賞ではなく単なるオープン特別であれば、勝てると見た。