チャンスは十分

３勝クラスに上がってからはチグハグな競馬が続いていたが、その鬱憤を吹き飛ばすような快勝を収めた前走が圧巻だったニシノスーベニア。

雨で馬場が悪かったこともあり走破時計は目立たないものの、好位から抜け出すとその後は流す余裕を見せて５馬身差。中山１６００ｍ戦では過去７回走り掲示板を外したことが一度もないなど、安定した成績を挙げている。

「この中間も順調そのもの。１週前にしっかり追って直前軽めは予定通り。引き続きいい状態で臨めるよ。パワーがあるので金曜日の雨が残っても問題はないし、例え良馬場になっても時計勝負に対応できない馬ではないからね。この中に入っても見劣ることはないと思う」と上原博師。

今回は初の重賞挑戦となるが、ハンデ戦で５６キロ、当舞台への相性の良さや前走快勝の内容を考えれば、上位進出の可能性は十分にあるはずだ。