距離延長も問題なし。

　前回は終始、鞍上が仕掛け続ける手応えで外々を回る展開だったにも関わらず、同日の同じ稍重で行われた３勝クラスの時計をコンマ６上回るモノ。
　そして、１勝クラスで勝った時は逆に内々で馬群に囲まれてしまい終始、揉まれる展開で直線は強引に外へ出す形。
　この２走の決まり手がいずれもゴール前で何とか捉える内容でしたが、前走の上がり２Ｆが１２秒４〜１２秒４、３走前が１２秒６〜１２秒５とバテ差しラップで浮上したのではなく、前にいた馬もシッカリ脚を使ってのモノで実際ハナ、好位にいた馬達が２、３、４着に残る結果。
　今回は中６週と少し間隔があきましたが、直前こそ坂路で単走終い重点だったとはいえ、先週のウッド３頭併せでは６Ｆ７９秒３の好時計をマークと、十分に負荷をかける調教ができました。
　距離を延ばした２走前では最後に甘くなって差されてしまう形だったとはいえ、前回から１０キロも馬体が増えていた上に、浮き上がるようなスタートでガシガシ押して位置を取りに行く競馬。
　細かいマイナスポイントが多かった事を踏まえなければいけませんし、何と言っても今回の距離を進言した当馬２戦２勝のムルザバエフ騎手が乗る点は心強いです。
　当日、太目残りがない事をパドックで確認して、あとはムルザバエフ騎手に託したいです。