相当な評価を与えていい前走内容

ディスペランツァは、これまで重賞に挑戦して６・９着。前走で１勝クラスを勝ったとはいえ、平場戦で着差も僅か。これだけの手がかりで◎を打つのは無謀と思われるかもしれないが、初距離だった前走の内容はマイラーとして超Ａ級の資質を示すものだった。何せ、前半３ハロンが３５秒４という、このクラスとしてはかなり遅い流れを、最後方から直線一気の差し切り劇。その脚には凄味すら感じられたものであり、重賞で相手が強化されたとしても、流れも速くなることにより、より末脚が際立つはずだ。ここを勝ってその先のＮＨＫマイルＣでも楽しめそうな逸材と見た。