証明済みの最速証明

今年のメンバーは魅力がある馬が非常に多く、かなり悩まされました。が、ここは紅一点の牝馬、レガレイラを本命とします。

まず「牝馬は厳しいんじゃないか。最近挑戦した馬は跳ね返されているし」と思うかもしれませんが、最近挑戦した牝馬というのが2014年のバウンスシャッセ、2017年のファンディーナの２頭。

ファンディーナは３戦３勝だったとはいえ2000メートルは初でしたし、バウンスシャッセも５戦３勝と２回ほど敗戦していました。しかも２頭ともフラワーカップを勝ってからの参戦でしたしね。相手が揃った牡馬混合戦を経験していなかったわけです。

しかし、レガレイラは、前走のホープフルＳで牡馬を一蹴。なかには重賞勝ち馬もいましたね。勝ち方も良かったですし、時計も歴代最速。
前述の２頭とは違う様に思います。

アイビーＳでは３着でしたが、これはひとえにスローの瞬発力勝負では分が悪かったというのみ。敗因ははっきりしていますし、今回のメンバーからはあまりスローの瞬発力勝負になる展開はなさそう。

ルメール騎手が乗れなかったのは残念ですが、追い切りにも騎乗していた北村宏騎手なら問題なしかなと。その時の調教ではラスト10.9という圧巻の時計を出していましたからね。準備は整っていると思います。

76年ぶりの偉業達成も十分あり得ると思いますよ。同舞台のG１ですでに最速を証明していましたから今回も最速でゴールに飛び込んでほしいですね。

以下相手
シンエンペラーはホープフルＳ２着馬。前走の弥生賞も２着でした。勝ち切れない点はともかく、能力は血統通り（凱旋門賞馬ソットサスの全弟）。母のスターレットシスターは偉大ですね。ここでも大きく崩れることはない気がします。ただこちらは少し時計がかかる方がいいので…

ダノンデサイルはレース毎に成長している感が強くある馬。母もアメリカＧ１で２着がある馬だったりするわけで。不振だった京成杯は過去の話で、昨年ソールオリエンスが皐月賞を勝ちましたからね。この馬も続くかも。

余談
今回レガレイラのおとなりにいるアーバンシックは祖母がランズエッジ、母父ハービンジャー、父スワーヴリチャードと血統が完全一致のイトコ。そんな馬同士が同じレースで同枠にいるというのは何とも不思議なことですね。このワンツーもあるやもしれません。