調教平凡も太目残りなければ大丈夫。

　前走はシンガリ負けだったコスモエメラルダを除いた、全ての馬が次走以降の重賞、ＯＰで勝ち負けしており、ハイレベル戦だったことは言うまでもありませんが、実は重馬場だった新馬戦でも勝ち馬オールナットの前走が先週の青葉賞を勝ったシュガークンと僅差２着。
　４着だったメイショウタバルは重賞毎日杯で大差勝ち、５着ウォーターリヒトも重賞シンザン記念３着、きさらぎ賞２着。加えて、惨敗だった７～９着馬もその後勝ち上がりました。
　更に驚くべき事が直線挟まれて窮屈になりながらも、こじ開けて勝った２走前の同日の１８００ｍの新馬戦を勝ったのが前走の勝ち馬シンエンペラーで、この時の１０００ｍ通過タイムをコンマ２秒上回るモノ。
　これは距離を踏まえればとんでもない事ですし、デビューしてからが常にハイレベル戦での舞台で戦ってきた事を証明した事に…。
　５カ月以上のブランクがあるので今回は仕上がり状態が気になる所ですが、先週のウッドでは渋太く先着したとはいえ１７日と今週の坂路ではアオられてしまいました。
　しかし、勝った２走前での中間で併せた坂路の追い切りでも、デビュー前の新馬に３馬身遅れていましたし、単純に坂路が苦手でコースの方が動くタイプなんだと判断しました。
　恐らく当日は馬体増でパドックに出てくるとは思いますが太目残りに映ったり、気合乗りが悪く周回が遅いなどのシーンさえなければ、初重賞勝ちも夢ではないハズです。