新進

ローズＳを日本レコードとなる好時計で快勝しているマスクトディーヴァ。早目に抜け出す形で先頭に立っていた1600メートルの通過タイムは１分31秒２。Ｇ１の今回のメンバーにあってもマイル通過タイムの持ち時計はナンバー１となります。東京新聞杯は枠内で突進してしまい本来のパフォーマンスを発揮できませんでしたが、前走はその課題を克服。好位で流れに乗って上手な競馬はできました。相手に恵まれた割に後続を離せませんでしたが、直線では外へヨレる若さを見せてのもの。それでいてゴール前では抑える余裕もあり、まだ伸びしろは十分といったレースぶりでした。世界レベルの存在となったナミュールは強敵ですが、終い一辺倒のナミュールに対して流れに乗って競馬ができるのは大きな強味。初のＧ１制覇へ絶好機の到来です。