止まらない

一長一短あるメンバー構成だけに、条件戦からの連勝で初重賞制覇を果たした◎コンクシェルの目下の勢いに乗る手はないか。前走に関しては５３キロのハンデが恵まれた見方もあるかもしれないが、遡れば昨夏に１勝クラスを勝った際の時計が同開催の中京記念より０、７秒も速かった戦歴があり、今にして思えば、５３キロハンデ自体が適正でなかったというのが本当の所だろう。

芝は今週からBコースに替って内側が速い馬場。自身の先行力を生かすには申し分ない状況であり、内目の偶数枠が引けたのは何よりも心強い要素。メンバー的にも何が何でも逃げる馬は見当たらず、自身のリズムで競馬を組み立てられるのも元に淡白な面があるだけに大きい。そして先述の１勝クラスの勝ち時計は勿論、２走前の時計も十分に評価できるもの。こうした数字の裏付けがある以上、簡単に止まることはない。