揉まれてきた経験が生きる

このレースの傾向がここ４～５年で変わってきていて、阪神牝馬Ｓ、中山牝馬Ｓから臨むメジャー路線より、牡馬混合のＧ１で揉まれてそれなりに力を見せていた馬が、ここに臨んで「あー、やっぱり強いね」というレースになってきていると感じる。

ハーパーを本命にした。牡馬混合のＧ１で力を示したというところまではいっていないかもしれないが、有馬記念は豪華メンバーで掲示板は全てＧ１馬という中で0.7秒差は評価できる。大阪杯は終わってみれば、まだ良くなる余地は残していたのかなというのと、馬場が合わなかった面もある。
５日、８日と坂路で追われ前走からの上積みがありそう。昨年のクラシックでは毎回堅実に駆けていたように、牝馬相手なら常に上位を争える力があるし、ジリジリと伸びるタイプだけに東京コースに替わるのも好材料。一発の期待をかけてみる。
同じことが言えるスタニングローズも怖い存在。ナミュールは、やはり海外連戦の疲れが心配で評価を下げた。ハーパーが完敗しているリバティアイランドに唯一迫ったマスクトディーヴァが対抗。