開花

名牝シーザリオを母に持ち、兄たちは続々と種牡馬入り。日本でも屈指の良血といえるテンペスト。とはいえデビューが３歳の１月まで遅れたように体質に弱さが残り、これまでは素質を十分に発揮しきれていませんでした。ようやくコースで調教できるようになった前走にしても、その反動で馬体減。本調子を欠いてレースに参加できませんでした。その前走からの間隔を空けての復帰となる今回はコースでの追い切りを積み重ねても耐えられるまでになっており、しっかりと進歩を示す調教内容。もともと対戦してきた相手からも１勝クラスなら上位争いはできる馬。素質開花の走りができるなら楽勝まであってもおかしくありません。