長距離輸送で大幅馬体減でなければ大丈夫。

　まだＯＰの経験がなく３走前も前２頭には完敗の形には見えましたが、翌日のＯＰブラジルＣの時計をコンマ３秒差上回るモノでしたし、先月に行われたＯＰブリリアントＳとの比較でもコンマ７秒も上回っており、ハイレベル戦での惜敗だった事が分かりました。

　２走前で完敗だった相手オーサムリザルトもその後ＯＰ、重賞エンプレス杯を連勝した怪物でしたし、プラス１６キロで出走した前走でも終始、外々を回る形だったにも関わらず、ラスト５Ｆから一度もラップダウンする事なく、ゴールのラップも１１秒９で締めくくる決着で差し切りました。

　確かに２０００ｍ未満の右回りでは全く実績がない点を指摘されている方もおられて懸念される材料ではありますが、対象となっているその４走前の札幌では８カ月以上の長期休養明けで参考外だったとみて良いでしょう。

　そして中２週とやや強行軍となるこの中間ですが、日曜日にウッドで１Ｆ１１秒７を楽にマーク。

　坂路で併せた最終追いでは僅かに遅れたとはいえ、相手も稽古駆けする古馬ＯＰですし、その相手も目一杯に追われて余力は全くなさそうでしたし、４Ｆ５４秒６～１Ｆ１２秒６なら時計的には十分に動けていると判断しました。

　あとは大幅プラスだった前回が全く太目残りに映らなかったので、長距離輸送となる今回で大きく減らす事なく当日パドックに出てきてくれれば、メンバー中唯一のＯＰ未経験のハンデも難なくクリアしてくれるでしょう。