数字じゃなくて

ここは開幕週に組まれた湘南Ｓの再戦ムード。昇級戦ながらトップハンデを課せられて２着だったシャドウフューリーに人気が集まるのも当然だが、上位４頭までがタイム差なしで９着までがコンマ３秒差という大接戦だったものであり、同じメンバーでもう一度走れば結果も大きく変わってきそうなレースである。

◎にはタイセイキューティを抜擢した。その湘南Ｓと同じ日に同じ舞台で２勝クラスを勝ち上がったが、時計はシャドウに遅れることコンマ８秒で、一緒に走っていたら15着という数字は強調できるものではない。ただ、湘南Ｓ以上のスローペースでレースの上がりが34秒１という流れを、大外からズバッと差し切った脚には相当なインパクトがあった。しかも、その前走はデビュー当初以来となる芝使いだったものであり、あの脚を使えて上積みも加味すれば、ここでもズバッと、のシーンが目に浮かぶ。