府中でこそ能力発揮！

京成杯、皐月賞と直線で内にモタれ、それを修正する場面があったとはいえ、エンジンがかかり切らずに終わった印象の◎アーバンシック。評価すべきは３走前の百日草特別。後半５Ｆ12秒2-11秒9-11秒7-11秒5-11秒3という加速ラップを後方から差し切り勝ち。追えば追うだけ伸びる、息の長い末脚を生かすには、直線の長い東京でこそ。１週前追い切りでは３頭併せでラスト１Ｆ11秒1の自己ベストだったが、最終追い切りでは２頭併せで終い10秒9と更に更新し、迫力十分の脚力。調教の動きは明らかに今回が一番いい。皐月賞では道中若干ハミを噛む面を見せていたが、今回はクロス鼻革を着用して対策。「距離は大丈夫」と横山武史騎手。今年はこの馬を本命に抜擢した。

〇ジャスティンミラノの皐月賞は３～４角で押っつけ気味だったように、中山向きではないはずだが、それでも地力でレコード勝ち。大きなフットワークで共同通信杯の走りを見ても東京向きなのは確か。好位から速い脚を使えるタイプ。当然相手筆頭。

▲シンエンペラーは、一連のレースを見ていると、追ってから頭を上げて瞬時に反応できないタイプだが、今回は調教から大きなチークＰを着用。調教では乗っているようだが、レースで続けて坂井騎手が乗ることも心強い。乗り方はわかったはず。新馬戦で33秒台の上がりを使えているように東京でも対応可能。

注レガレイラの皐月賞は４角で少し詰まる場面、直線で外に持ち出すロスもあったが、使った上がりはメンバー最速タイ。主戦ルメール騎手はアイビーＳで、東京でどのくらい脚を使えるかはわかっている。巻き返しも十分可能。

今年のダービー、◎から〇▲注を中心に馬券を買ってみたい。