函館２歳王者の称号、いただきます

カルプスペルシュのデビュー戦は、芝1200メートルながらテンが速くならず、普通なら前が残る流れ。そんな中、行きっぷりが悪いようにも見えながらも、終い３ハロン11.6 - 11.0 - 11.5を差し切る好内容。終い３ハロンは33秒８だった。上がりの流れになったとはいえ、今開催の函館芝戦全体でも終い３ハロン33秒台の脚を使ったのは14頭だけ、２歳馬で出しているのはこの馬しかいないことを考えると評価は必要だろう。少頭数だったが、直線で馬群の狭いところ割って抜ける経験をしたことも大きい。

以上レースぶりから、今回も大きく崩れることは考えづらい。サトノカルナバルも強いがコース経験や輸送という面において、同馬の方にアドバンテージがあり、函館２歳王者に最も近い存在とみる。
ほとんどがキャリア１戦の若駒であり、出し切れていない面はそれぞれあることからして、相手は手広く。