能力全開なら

直線で外ラチまでモタれて勝ち切ったリフレイムの初戦から“バケモノかもしれない”という予感が確信に変わったのが２戦目。３戦目の前走で、牡馬相手に１番人気に推されたのも当然だったが、思いのほか弾けずに５着という結果だけを見ると、そこまでの器ではなかったと見る向きもある。

ただ、前走は直線で終始馬群の中。けっして不利があったわけではないが、前に馬がいる状況だったものであり、ラスト１５０ｍあたりでようやく外へ出してからは、“らしい”伸びを見せていた。脚を余したと同時に、前に視界が開く状況でなければ能力を全開できないということがハッキリしたのではないだろうか。加えて、そういったストレスのない競馬をするには、中１週も厳しかったと思える。

リフレッシュして立て直され、２戦目のようなストレスを与えない競馬ができるなら、改めてバケモノの走りに期待してみたい。