父へエールを

別に奇をてらったわけではなく、普通に一番強いと考えてホッコーメヴィウスを◎としたが、思ったほど人気にはならない様子。２年前のこのレースの覇者であるが、８歳セン馬ならまだ力は落ちていないはず。危惧されるのは、前走で落馬中止となったことだが、これは障害25戦目にして初めてのことであり、馬の問題ではなく、今年の４月に障害戦での初勝利を挙げたばかりの鞍上が、踏み切りのタイミングを合わせ損なったためである。加えて、８ヶ月ぶりの休み明けの分もあったろう。

今回は、初騎乗とはなるが、今年の障害リーディングで勝ち星はトップタイの好成績を挙げている小牧加矢太騎手。先週は園田への再移籍が決まった父が中央でのラスト騎乗で勝利を飾ったが、ここはその父へのエールとして自身の重賞初制覇を果たす絶好機だろう。