勝った中山の内容から小回り洋芝は大丈夫。

　大外に出して末脚一気の勝利だったスイートピーＳでは翌月の古馬ＯＰの走破時計には見劣りましたが、ラスト２Ｆの比較では１１秒２〜１１秒８とガクンとダウンするラップだったのに対して、当馬の２走前では１１秒９〜１１秒６と加速ラップ。

　加えて１０００ｍ通過に至っては１秒９も上回るモノで、淀みないハイペースからバテ差しラップではない加速ラップ決着で突き抜けた末脚の質は相当なレベルだと判断しました。

　オークス後は一息入れて立て直し、１本目の７日からテン乗りとなる丹内騎手が付きっきりで追い切りに騎乗。

　最終追いの単走だった芝の追い切りでも、頭の高い走法こそ気にはなりましたが、実はオークスでの最終追いでも同じような走法でしたし、割り引く必要はありません。

　あとは大幅馬体減などなく、当日落ち着きを欠いたりせず落ち着いた周回ができていれば、昨年に続いての３歳馬勝利の可能性は高くなるでしょう。