前走の重賞レベルは破格。

　戦法や展開など色々な要素があったとはいえ古馬になっての初重賞挑戦で惨敗した前走をどう評価するか？この焦点に本命マイネルケレリウスの取り扱われ方が分かれる所ですが、私は前走のエプソムＣが一介のＧ３レベルのメンバーではなかったと判断しました。

　前半の２Ｆから断続して１１秒台のラップがゴールまで続く究極のロングスプリント決着、このペースで後続に２馬身以上の着差を感じさせる圧勝劇を披露したレーベンスティールに怪物級の衝撃を受けました。

　ここで惨敗した他馬がその後に出走した重賞競走で軒並みの好走、中でも１５着タイムトゥヘブンと６着グランティアがＧ３で連対、５着馬アルナシームに至っては中京記念を勝利と本命マイネルケレリウスの１３着が霞むかのようなその後の活躍ぶりが目に付きました。

　前走後は一息入りましたが、２８日のＤＷの追い切りから３本連続１Ｆ１１秒台をマーク。特に４日ＤＷでは稽古駆けするＯＰ馬スズカコテキタイを大きく追走して先着と超抜の動き。

　あとは小柄なタイプなので、長距離輸送で大幅馬体減さえなければ変わり身は十分に期待できるハズです。