“もう１回”

◎はニシノスーベニア。

とにかく秀逸だった２月の３勝クラスでの勝ちっぷりから、重賞でも足りるレベルと判断して◎を打ったのが２走前のダービー卿ＣＴ。結果４着も、そこまで力の差は感じさせないレースだったこともあり、“もう１回”と◎を打った前走のエプソムＣで２着に来てくれて、おまけに人気も急落していたことで溜飲を下げることができた。と同時に、一度狙った馬を簡単に見限ってはいけない、ということを改めて思い知らせられた。

その前走のエプソムＣだが、勝ち馬には２馬身差の完敗だったとはいえ、そのレーベンスティールが先日のオールカマーも勝ってＧI獲りにリーチをかけたのであれば、仕方のない２着。むしろ、厳しい外枠を克服して、３着以下にはこれまた２馬身の決定的な差を付けたのなら、能力やコース適性を十分に示す内容だったと言える。

相手のレベルがＧIIIからＧII（しかもスーパー）に上がり、馬場状態も違うとはいえ、同じ舞台でより立ち回りが楽になる内目の枠を引けたとあれば、さらに“もう１回”もアリではないか。しかも、今度はアタマでの期待もかけてみたい。