展開がカギを握りそう

近年のフェブラリーＳを振り返ると、差しが決まったり、前が残ったりと、流れ次第で大きく結果が変わっている印象。

ポイントはスタートから２ハロン目のラップで、ここで10秒台が出て、かつ道中で流れが緩まないと差し馬が伸び、この条件を満たさないと前目の馬が残る結果となっている。

今回のメンバーを見ると、ワイドファラオとインティが前に行きそうだが、インティは番手からでも競馬ができるので、スンナリと隊列が決まる可能性が高そう。

道中でちょっかいを出される可能性もあるが、基本的にはある程度前を見ながら進められる馬を軸に馬券を組み立ててみたい。

そこで本命はアルクトス。昨年は積極的に前を捕えに行き、自滅した格好だが、今年は前を見ながら運ぶ競馬をマスターしており、同じような結果にはならないはず。59キロで好走した前走の内容からもここなら力は上位。軸に信頼したい。

対抗は同じく根岸Ｓが強かったレッドルゼル。距離延長がカギだが、前走の走りを見る限り、マイルまでなら何とかなりそう。むしろ、もう一列前で運べそうでもあり、好位から末脚を伸ばしてくる可能性も十分に考えられる。能力がフルに発揮できそうな外枠も歓迎で、馬券圏内の可能性は高そう。

単穴インティも外せない一頭。鞍上は武豊騎手で前に行きたいワイドファラオが福永騎手鞍上となれば、破滅的な流れになることは想像しにくい。人気がない時こそ買いたい馬で、ここは狙い目。

注を打ったサンライズノヴァは展開的には向かないと思われるが、この舞台の適性が非常に高いので、押さえておきたい。

馬券はワイドで、どれが来てもプラスになるような配分で、あわよくばトリプルヒットを狙ってみたい。