ダート界の層は厚い

休養、引退、海外、国内別路線と、ダート路線を牽引してきたビッグネームの名前が見当たらない。前哨戦を勝った新興勢力や若い力に期待するのも悪くないかもしれないが、ダート路線の層の厚さを侮ってはいけない、というのが今回のコンセプトになる。

確かに単純な実績観点でのビッグネームの参戦は無い。だが、クリソベリル、チュウワウィザード、オメガパフューム、ゴールドドリーム、モズアスコット…、これらと互角に渡り合ってきた◎サンライズノヴァも立派な路線のトップグループの1頭と自分は評価している。そもそもダート路線の層はいつの時代も基本的に厚い。それはフェブラリーＳやチャンピオンズＣ、もっと言えば東京大賞典やＪＢＣといったビッグレースでのリピーターの多さで証明されている。距離や時季の面で他と一線を画す印象があるフェブラリーＳでさえ例年のように同じ馬名が上位を賑わせるのだから、いかに下からの突き上げが楽ではないかが分かるだろう。


◎サンライズノヴァは人によっては先の実績馬以上に東京マイルで連想されるほどのコース巧者である。昨年の武蔵野Ｓ2度目の制覇や59キロを背負ったプロキオンＳ勝ちから力量の衰えは見られないし、これだけ適性がハッキリとしている馬ならば、毎年のように結果が出ていないチャンピオンズＣの敗戦は何ら気にする必要は無い。昨年3着と同じく直行ローテになるが、その昨年と同様の時計の出方で調整され力は出せるとの状態評価。煮え湯を飲まされてきた面々が不在の今年はチャンスをモノにできるとみた。



単勝と、叩き2戦目の上昇が大きそうな〇アルクトスとの買い目がメイン。他馬への馬連や3連単は自身の戦況と相談しつつ検討していただければと思う。