２度あることは３度ない！？

まずは近２走のレースを見てもらうのが早いかも知れません。たぶん、誰が見てもポテンシャルの高さがわかるようになっています（笑）２走前は横山典騎手らしい10馬身ほど離れたシンガリからのポツン追走で直線だけ１４頭をごぼう抜きしました。当然、上がり３３秒２はメンバー最速で「流れに乗れさえすれば次走は勝てる！」と思える迫力満点の追い込みでした。

ところが…前走のｔｖｋ賞は１枠を引けたので前の馬を壁にして折り合えると考えていたのですが、運が悪くスペースが出来てしまい、暴走…いや大暴走のレースになってしまいました。レースのラップは13.2-10.8-10.7-10.9-11.4-12.1-12.7-13.1でハナに立った２ハロン目から3ハロン連続で１０秒台というスプリントＧ１でも見られない超絶ハイラップを刻むことになってしまいます。最後にバテたのは当然ですが、道中は３２秒４-４３秒８-５５秒９-１分８秒６-1分２０秒７で走っています。このペースでラスト１ハロン過ぎまで先頭にいたのだから、マイル以下なら既に重賞級かも知れません。

「調教でも引っ掛かって行くし、とにかく乗り難しいけど、能力は本当に高い馬。今回は我慢させて後ろからのレースをしてもらうつもりだけど、スローになっても、あの脚が使えたら直線だけで十分に届くと思う」と松永幹師でした。仮に抑えが利かずに途中からハナに立つ形になっても前走のラップ通りに走れば勝てるはずです。過剰人気にならないことを願いつつ単勝と３連複を買うことにします。