軸は決まり！

◎レガレイラの皐月賞は高速馬場で前残りの馬場、ダービーはオークスより1000メートル通過が5秒5も遅い流れ、ローズSも先行馬に有利な展開になって3戦とも運に見放されたような敗戦でした。トモに緩さがあって後方からしか運べない脚質ゆえの負けとも言えますが、キャリア6戦すべてで上がり最速、前走の追い込みには凄味さえありました。今回もゲートで後手は踏むのは覚悟の上ですが、昨年の覇者ブレディーヴェーグがいないメンバーで古馬との斤量差が2キロなら脚力の違いで何とかなるという見立てです。

2020年から2022年までの阪神開催では宝塚記念と同じ外枠有利で3年連続で8枠の馬が勝ちました。ところが、2014～19年、昨年の7回の京都開催では1から４枠が【5.4.4.11】、５から８枠が【2.3.3.57】と明らかに内枠有利となっています。気になる馬が内枠にいるなら迷わず買うのがいいでしょう。

ホールネスは一線級と対戦が初めてですが、父ロペテヴェガは今年の仏ダービー馬ルックドゥヴェガを始め20頭を超えるＧ1馬を輩出、母ミスユナイッテドも欧州の長距離重賞で勝ち負けしているのでＧ1馬でも一発があって不思議ない血統背景です。時計のかかる今の馬場もぴったりでしょう。

穴になるなら【4.6.2.38】の府中牝馬組です。負けていても勝ち馬から１秒差以内なら一変したケースが何度もあります。典型的なのが3年連続で馬券になったクロコスミアです。2017年は1着からの参戦でしたが、その後は0.6秒差、0.5秒差の5着からの一変でした。巻き返しが可能なのは距離延長と高速馬場から上がりのかかるレースになって本来の持ち味を発揮するからでしょう。最速の上がりで２着のシンティレーションは言うまでなく、切れ負けしたコンクシェル、モリアーナ、ルージュリナージュ、ライラックなども押えておきたところです。

レガレイラと上位人気で決まる可能性もあるので馬券は手広く、穴がきたら儲かる形で組んでみました。