何回も走るうちの一回

何回走っても違う結果が出そうな今年のメンバー。全馬に資格があると言っても過言では無く、それならばハマれば…の下心も前面に出して狙ってみてもいいだろう。何回も走るうちの1回が今回であればいいだけの話だ。

◎ルージュリナージュは器用さの欠片もない直線一気型。前走は大外枠で難しい運行となったが、終い32秒台をマークして掲示板は確保。らしさはしっかり示したレースだけに、前哨戦としては悪くないものだったと思っている。春にはヴィクトリアマイルでと上がり最速の脚を使い5着に健闘しているし、少しの追い風さえ受けられれば戴冠まで届くくらいのレースはしている。格など問われない今年のメンバーなら一芸に秀でているだけでも狙える要素となるし、G1ともなれば流れが前走より向かないことも流石にないだろう。そして先述の通りの不器用な追い込み馬だけに、初めて走る京都の外回りでのバイアスもかなり大きいと見込んでいる。枠も申し分ないところが引けたし、大舞台に強い池添騎手ならば、必ず博打を打ってくれるとの期待もある。『直線に向けば必ず内が開く』そんな勝負懸かりの神騎乗を楽しみにしている。