底が知れない

◎ブレイディヴェーグは脚部不安などで春のドバイ遠征と夏の新潟記念を回避。11カ月ぶりだった府中牝馬Ｓも最終追いを除けばすべて単走と加減した調整過程。当時の陣営の慎重なコメント通りに万全とは言えない状態の中でも、Ｇ１馬の格の違いを見せつけるかの様なレース振りで余裕十分の完勝だった。着差以上の強さだったエリザベス女王杯の内容を踏まえても、まだまだ底を見せていないと言う印象を受けた。その前走から今回は中４週にもかかわらず、２週続けて３頭併せを消化、シッカリと負荷を上げてきたという事は脚元の不安がない証明と考えていいだろう。間隔を詰めて順調に使える分、当然大きな上積みも期待できるはずだ。初のマイルに多少の不安があるとはいえ、その計り知れない潜在能力の高さに賭けてみたい。