お世話になったから、ではなく

昨年は、馬連と３連単で６０万円台の回収を得たレース。その立役者でお世話になった◎ナミュールにでもう一度、という安易な考え方ではけっしてない。

何より、昨年のメンバー以上の強敵と言えるブレイディヴェーグ、そして欧州最強マイラーであるチャリンが参戦するのであれば、昨年だけ走って勝てるわけではない。

まずはブレイディヴェーグだが、エリザベス女王杯連覇ではなく、こちらに照準を合わせたのは、同じ馬主と鞍上のレガレイラとの使い分けだけではなく、前走の反動が出ないように少しでも間隔をあけたかったこともあるだろう。つまるところ、不安はある。

チャリンは、走ってみなければわからない欧州馬ではあるが、力を出し切ることができれば。そして鞍上を考えても、恥ずかしい競馬にはならないと思える。ただし、ここを使うのは当初から予定していたことではないはずであり、おまけに引退レースであれば、１０ある力を割り引いて考えるべきである。

おそらく、それ以外のメンバーには負けないと考えて、今年もナミュールに◎。鞍上が昨年と違うのは残念なことであるが、２歳時の阪神ＪＦ、そしてドバイターフと２度の騎乗経験があるクリスチャンを確保できたのなら、何も不安はない。