ベストのコースで

　今年のマイルチャンピオンシップは色々と考えがいのあるレースで、気がつけば１時間近くも費やしてしまった。外国馬・チャリンが前走で下したファクトゥールシュヴァルはドバイターフでナミュール以下を破っており、これでいいんではから始まり、予想は二転三転四転と。
　今一つ決め切れず頭を抱えていたが、ふと思い出したのは昨年のマイルＣＳでのナミュールの走り。今までにないほど強烈な末脚で他馬が止まって見えたほどだった。当時は漠然と流してしまったが、ナミュールの過去の成績を調べると、関西馬でありながらこれが京都競馬場でのデビュー戦であり、国内では直線に坂のあるコースでしかレース経験はなかった。ほぼ平坦のメイダン競馬場での内容を合わせて導き出せる答えは、直線に坂のないコースがベストだということ。鞍上は３度目となるＣデムーロ騎手、結果を出してくれよう。