圧逃して魅せる！

例年は１回阪神の開幕週に組まれている阪急杯が今年は３週目に施行されます。馬場差があるかどうかですが、先週の３勝クラスを勝ったカイザーミノルの時計１分２０秒３が昨年にベストアクターが勝った阪急杯と同じでした。金曜は関西でも断続的に雨が降りましたが、今週の土曜日の最終レース（２勝クラス、勝ち馬ルプリュフォール）が１分２０秒０の決着だったので馬場状態は極めて良好です。おそらく１分１９秒５前後の決着になると見ています。

◎レシステンシアのマイルＣＳは左前球節の骨折によるブランク明けとスローペースの逃げで持ち味を生かせなかったのが敗因で結果について仕方ないでしょう。馬体については２４キロ増でしたが、太目感はなく成長分だったと思います。

近走は一週前に負荷をかけて直前は馬なりでソフトに仕上げるパターンでしたが、今回は２週続けて50秒台でラストは１１秒５と脚力の違い見せつける圧巻の動きを披露しました。「馬体が成長しているし、直前も動かした方がレースでもしっかり走れるんじゃないか、とジョッキーとも相談して決めました」と松下師でオーバーワークの心配はなさそうです。

２戦２勝の1400メートルは２歳時のファンタジーＳ以来になりますが、ウオッカのレコードを更新した阪神ＪＦの1400メートル通過が１分２０秒２なので古馬になってからの成長も加味すると１分１９秒台で走れるのは確実です。54キロという斤量は実績からすると裸同然という点も有利だと思います。○ダノンファンタジーとは１キロ差、▲インディチャンプは太目残りの影響なのか、追切りの反応が本来の動きではなく、３キロ差あることから逆転できると判断しました。

次走も含めて春の路線は今回の結果次第ということですが、好結果を出して高松宮記念に出走して欲しいと願っています。上位人気と下位人気の力差が大きく、○▲が相手本線ですが、いかんせん配当が安すぎますよね。馬券はシンプルに単複とワイドは３走前の走破時計が富士ステークスを大きく上回るトラインだけ遊びで買ってみるつもりです。