ダート替わりで！

◎メティエダールのダート替わりに期待します。母フィドゥーシアは芝の短距離のオープンを2勝し、2017年のアイビスサマーダッシュで2着した馬ですが、3戦目の初勝利はダートの1200メートルで2着以下を0.9秒も離す圧勝でした。ガンランナー産駒の半兄グランアプロウソは1勝クラスの初ダートを3馬身差で快勝しています。これが現役最後のレースになりましたが、無事なら上のクラスでも活躍できたことでしょう。

父アメリカンファラオはフェブラリーＳを連覇したカフェファラオを始め、ジャパンダートダービーを始め、交流重賞を3勝したダノンファラオ、芝のパラダイスＳとダートのコールドムーンＳを勝ったリフレイム、昨年のマリーンＣの勝ち馬ペルアア、現役では3連勝でオープン入りしたエスカルなど癖の強い産駒が多いですが、ダートが主な活躍の舞台となっていることは言うまでもないでしょう。

過去に対戦した馬も見ておきます。新馬戦の勝ち馬ファビラススターは次走を連勝して2勝クラスでも2着があります。0.6秒差の4着にはダービー馬のダノンデサイルの名前もあります。3走前の勝ち馬ペアポルックスは12月1日のラピスラズリS（中山、芝1200メートル）を逃げ切りました。2着のナムラローズマリーも2戦後から3連勝しています。おそらく芝でも2勝クラスで勝ち負けできるレベルにはあるのでダート適性があるなら楽勝のシーンも十分に考えられます。

前走は異常歩様による競走中止ですが、「レース後に確認したら何も問題はなかった。帰厩後の動きがいいし、切れるタイプでないからダートはいいと思う」と松永幹師です。デビュー時からダートに使ってきたら買いだと思っていたので今回が狙い目と判断しました。