前走以上は明らか

◎はダービー馬ダノンデザイル。ぶっつけ本番で挑んだ菊花賞は６着に敗れたが、休み明けでプラス18キロの馬体増、太目残りだった印象こそないが、皮膚に緩みは感じられた。更にレースでは馬込みの中で包まれて徐々にポジションが悪くなり、４コーナー手前では後方から３番手。早目に動いた馬が上位を占める中で、そこから直線で大外に持ち出す形ではさすがに厳し過ぎた。

その前走時と比べると今回は全体的に馬体が引き締まってきた事で、胸前や肩、トモ周辺の筋肉の輪郭がグッと浮き出てきた印象を受ける。余裕を十分に残した調整ながら動きも確実に素軽くなっている。菊花賞が実質直線しかレースをしていなかったのでダメージが少なく、フレッシュな状態ながら大きな上積みが見込めると判断していいだろう。最内枠からダービーの時の様な立ち回りの巧さを活かすレースを期待したい。