ほんとうの幸い

能力云々で言えばクロワデュノールを中心に考えるのが一番シンプルだが、俗に『展開要らず』と言われる東京1800mでの好記録での連勝だけに、フルゲート18頭の中山2000mが舞台となれば手放しに信用するのは少し躊躇われる。

◎ジョバンニは小倉デビューから3戦して1、2、2着。周回コースを3戦とコース形態は走り慣れたものである。初戦の高速ラップで押し切った内容も良かったが、以降の京都2戦の内容もなかなかのもので、勝てはしなかったが、これは勝ったエリキングを褒めるべきと考える。盛り返すように伸びた2戦目の走りであれば多頭数の実戦でも対応はできるだろうし、最内枠が引けたのは距離損などを思うと大きな買いの材料と言えるだろう。

信頼を寄せる鞍上と共に、来年待っているであろう『ほんとうの幸い』を探す旅がここから始まる。