着々

昨年のダービーを後続に２馬身差と決定的とも言える差をつけて完勝しているダノンデサイル。前半がゆったりと流れたため全体の時計こそ速いものではありませんでしたが、後半1000メートル56秒８というタイムは史上最速となるものでした。そのダービーで負かしたシンエンペラーがジャパンカップで２着。レガレイラが有馬記念を制していることからも、その価値の高さを裏付けています。秋の復帰以降は結果が出ませんでしたが、菊花賞は包まれて不完全燃焼の競馬。有馬記念は初めて逃げる競馬となり３コーナーからは４頭雁行のキツイ形。振り切ったところを上位馬に交わされましたが、目標になる不利を考えれば力は十分ち示す内容だったといえます。ダービー馬としては異例とも言える早い時期からの始動戦とはなりますが、年明けから坂路での調教を強化して意欲的な乗り込み。もう一段階上へ進化を示す走りに期待です。