ハンデも魅力に

昨年の当レース勝ち馬であるフェアリーポルカだが、前走の敗戦で人気を落としているようなので狙ってみたい。そもそも同馬は、直線が平坦な京都、札幌、小倉では５度走って連対実績がないように、キレ味勝負では分が悪いタイプ。長くいい脚を使えるので中山や阪神、福島など直線に坂があり、他馬の末脚が鈍るところでもジワジワ伸びてくるのだ。中山では３戦して全て重賞に使ってきているが、２、１、３着と馬券圏内を外していないし、２走前のターコイズSでは完全な前残りの流れの中、中団から脚を使って３着に食い込んでいる。そのときと同じ牝馬同士のハンデ重賞なのに、今回斤量は５５キロと１キロ減っているのも大きなプラスだろう。馬場状態が読みづらく、陣営もジャッジは半信半疑といった感じだが、昨年は不良馬場での勝利でそうマイナスにはならないだろう。３走前は差し、追い込み決着になり参考外としていいし、３度目の重賞制覇も近いとみている。