師への恩返しを

ミエノブラボーの前走は、後方を追走して４角から直線で大外をぶん回し、差しのききづらい馬場の中でも４着まで追い上げてきた。「だいぶ１２００メートルの流れに慣れてきたみたい。中１週の牝馬限定戦は狙った鞍だよ」とは担当厩務員。広いところに出せば直線は伸びてくる馬で、未勝利を勝ったときもそんなレース運びだった。石田騎手は穴騎手としてキャラを確立してきたが、初勝利は宗像厩舎で挙げていて、まだ乗り鞍が少ないころからよく乗せていた。師は来週で引退するだけに、恩返しの意味でも勝利を届けたい。