ダート替わりで！

◎ポッドデュークのダート替わりに期待します。現役で全兄のトゥードジボンは通算18戦6勝【6.2.2.8】。昨年は米子S→関屋記念を連勝したように芝のマイラーとして活躍しています。同じキャリア５戦目の段階では既に２勝していたので現状は兄に遠く及ばないのですが、血統からダートで大きく変わる可能性はありそうです。

父イスラボニータは先週終了時点で芝1100戦102勝、ダート871戦59勝で芝寄りの芝・ダート兼用馬です。芝ではヤマニンサルバム（2024年、中日新聞杯、新潟大賞典）、コスタボニータ（2024年、福島牝馬S）、プルパレイ（2023年、ファルコンS）などローカル重賞に強いのが特徴です。ダートではバトルクライ（2023年、すばるS、欅S）やイスラボニータ（2024年、室町S）など芝・ダートを問わず、全般的に派手さより“いぶし銀”のような存在感を出す産駒が目立ちます。米国産の母コッパは通算3勝でヴィクトリーライドS（ベルモントパーク、ダート1300メートル）というG3を勝っています。

先行力はあるものの追って伸び切れないレースも合わせて考えるとダートで一変する可能性は秘めているといっていいでしょう。これといった強敵は見当たらないですし、砂を被らない形で運べる外枠を引けたので過剰人気さえしなければ買う価値はあると思います。