順当に勝機！

◎シドニーホバートに期待します。先に優馬プレミアムで取り上げた前走の原稿を引用しておきます

「シドニーホバートのダート替わりに期待します。4走前の勝ち馬マイネルチケットは次走のサウジアラビアＣで3着、続く京王杯2歳Ｓでも2着と活躍しています。芝でも勝ち上がれそうですが、近３走は切れる脚を使えていないので矛先を転じてきたようです。

父ストロングリターンはシンボリクリスエス産駒で2012年の安田記念では当時のレコードである1分31秒3でＧ1初制覇を果たしました。代表産駒は2021年に小倉日経ＯＰ、ポートアイランドＳ、キャピタルＳを3連勝したプリンスリターンです。先週終了時点で芝は799戦24勝、ダートは1389戦64勝でダート寄りの芝・ダート兼用馬となっています。コロナドズクエスト産駒の母ベガスナイトは通算20戦3勝でダートの1600メートルの未勝利を勝ち上がり、1勝クラスは芝の1200メートルとダートの1200メートルで勝利しているので血統背景からダートはこなすと判断していいでしょう。砂を被らずに運べればアッサリがあっていいと思います」

レースではテンから2頭が先行争いをして一旦は理想的ともいえる3番手に収まりました。ただ、1000メートルを通過した辺りで勝ち馬エンマが捲くり、それに連れて他の馬も動き出すなど出入りの激しい展開となりました。勝負所ではゴチャついたからなのか、反応が悪く万事休すかと思いましたが、盛り返したのは力があるからこそでしょう。勝ち時計1分53秒8は翌日の同じダート1800より0.2秒速かったのですが、勝ち馬メイショウズイウンは先週の阪神ダート1800メートルの昇級戦で5馬身差の圧勝だったので相手も悪かったということになります。

今回も人気になるのは確実ですが、阪神の方がスムーズに運べるそうですし、馬券の軸としての信頼度はかなり高いと思います。