ひとつだけ引っかかることが

前走のサウジカップで、遂に世界の舞台でＧI制覇を成し遂げたフォーエバーヤング。そのレースぶりも何らケチを付ける内容ではないのだが、ひとつだけ引っかかるのが、僅差の２着が初ダートのロマンチックウォリアーだったこと。これが米国の歴戦の雄が相手だったのであれば、“世界一”の称号を手にしたとも言えたのだが…。もちろん、ロマンチックウォリアーの凄さもまた十分に示す一戦だったわけだが、“世界一”への道のりはもう少し続くと見るべきだ。

ここは、日本馬も含めて勝負付けの済んでいる馬が多いが、そうではない初対決のインペリアルエンペラーに期待してみた。ダートに転じて底を見せず、前哨戦の前走もこの舞台での圧勝劇。実績で足りないことは確かでも、まだまだ上昇の余地があるという点は大きな魅力だ。