連勝も十分！

◎タイセイカイザーの連勝に期待します。前走は出遅れて最後方から追走。徐々にポジションを上げて4コーナーでは射程圏に取りついて鮮やかに突き抜けました。「さすがモレイラ！」と感じるレースでしたが、内容は鞍上の手腕だけでなく、馬自体のポテンシャルが違うことがわかります。

1000メートル通過は未勝利戦としても遅い64秒6で2、3着は逃げた馬と2番手から運んだ馬でした。よく知られているように中京のダート1800メートルは圧倒的に先行有利です。この遅い流れの中、外々を回って上がり36秒4、ラスト2ハロンは12.0-11.8の加速ラップなのだから驚きます。同じ日の1レースの未勝利ダート1800メートルとは時計で0.1秒差でしたが、同じようなレースをして勝ったマリーヌは上がり38秒0、ラストが12.7-12.5でした。この馬も既走馬相手に加速ラップで勝ったことを評価して土曜の6Rは優馬プレミアムで推奨しましたが（結果は残念ながら1番人気5着）上がりでは実に1秒6の差があります。

マリーヌが楽勝していたら、より自信をもてたのですが、初戦の内容から判断するとダートならオープン級の器である可能性は高そうです。昇級での相手強化、右回り、乗り替わりなどを克服して力の違いを見せつけて欲しいところです。