不惑のメシア

ここはヘデントールを中心と見る。

まず枠がいいと思います。内目の偶数番を引いたのは良かったと思いますし、周りの馬も悪くない印象。
元々良くなかった発馬は前走を見る限りでは改善傾向。ということで、今回五分のスタートを切る前提で考えると、スムーズに有力馬を見れるインの好位～中団が取れそう。ロスも少なく運べるでしょうね。となれば脚も貯まりますし、最後の切れもシッカリと発揮できるというもの。

今回の焦点の一つに「菊花賞は不利を受けた馬が多いから逆転されるんじゃないか」というものがあると思います。
菊花賞では一見するとヘデントールはスムーズに運んでいたように見えますが、ところがそうでもなく。勝負どころの２周目３角辺りでルメール騎手鞍上のアーバンシックに前に入られているんですよね。若干スムーズさを欠いた形。絶妙なタイミングで仕掛けてくるルメール騎手ってさすがですよね。
とはいえそんな形でも２着は確保しているように能力は高い馬。あの時下したメンバーも出てきますが、いまだ能力は一枚上なんじゃないかなと思いますね。ルメール騎手もアーバンシックもいないのならばこの馬がこのレースでは４歳世代筆頭。

中間も良い内容だったと思いますし、レーン騎手に替わるのも悪くないと思います。力を出せる態勢は整いました。

確固たる中心がいない現状の長距離戦線のトップに立つのはこの馬です。